70年経っても戦時中。
慰霊の日。
沖縄では条例により公休日。
沖縄戦から70年。
今日の沖縄の天気は快晴。
12時前に会場に到着すると、すでにたくさんの方が式典に参加していた。
12時になると、黙祷の合図と同時に、みな一斉に目を閉じた。
後ろの方ではお母さんが4歳ぐらいの子どもに「手を合わせるんだよ」と教えていた。
きっとこの子は70年前の沖縄が直面した現実を知らないだろう。
しかし何年後かに学ぶであろう沖縄のことを。
長い1分間。
蝉の声が響き渡る。
それぞれ思い思いの気持ちを馳せて、心の中で平和を願う。
70年前の沖縄は、鉄の暴風と呼ばれたように砲弾が飛び交っていた。
住民は知らされないまま聞き迫り、食料は軍人に回され人々は彷徨っていた。
私の出身地である広島の原爆では一瞬にして、20万人の命が奪われた。
沖縄戦では一人一人、直接殺されていった。
実は今も沖縄戦は集結していない。
戦後の沖縄は土地を強制収容され銃器とブルドーザーで次々と奪われていった。
現在まで沖縄には米軍基地が日本の約0.6%の土地に73.8%が集中している。
さらに新基地が名護市に作られようとしている。
強行配備する政府と米国。
地元の大多数の民意を無視して配備。
綺麗な海を潰してまで価値のあることなのか。
海は元通りにならないのに。
そういえば今日の演説で安倍首相は沖縄の独特な自然や歴史、綺麗な海とおっしゃっていた。
沖縄が日本を牽引していく。
自己決定権を持たせてくれない沖縄がどうやって日本を牽引していくのだろうか?
結局政府が操作、洗脳していくのだろうか?
本当に、バカにしているのかとイライラした。
沖縄県民に寄り添うなどと口ばかりいって何に寄り添っているのだろうか?
70年目の節目の年。平和について考えていきたい。