感謝と夢
北谷の海岸から
1人でベンチに横たわり瞑想をしていると、耳に大きな工事の音が入ってくる。
とふとマレーシアに行った時のことを思いだした。
私は去年の3月に1人でマレーシアへいった。
クアラルンプールでは、高層マンションや道路整備のための工事があちらこちらで行われていて、ヘルメットをかぶった人たちが必死で働いていた。あの時は全く感謝の気持ちが持てなかった。
その思い出が消えて現実に戻った時、工事のおじさんの声が聞こえてきた!
おい!はやく!あげるぞー!
50歳以上の人だろう。僕は21歳なのに大学生でしかも今は春休み。
世間は平日真昼間の仕事の日。
50歳のおじさんは現場で一生懸命働いている。
なんだこの身分差は
私はハッと思った。
海を見ながら今自分が暮らして行けるのはもちろん親が稼いでくれるからではある。しかし住む場所がなければ、行くスーパーがなければ、僕は生活できない。建設現場の方が朝から早く起きて、夜遅くまで建物を作ってくれるからこそ、学校や会社で働ける。当たり前に思っている前提は感謝すべきことなんだ。
では私に出来ることはなんなのだろう?
この現実を子どもたちに伝えることではないか。そう考えた。
だから私は小学校の教員になる。
また一つ目標が明確になった。
ではでは